「冬の日射利用」は、神様からのプレゼント!

 

 

 

 

令和新時代の幕開け、相次ぐ豪雨被害、五輪マラソン会場の移転問題・・・。

 

 

色々と話題の多かった2019年も、もう残すところ1ヶ月あまり。

 

そろそろクリスマスの飾り付けが、街のあちこちで見られるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

キリスト教の信者の方々にとっては特別な意味を持つクリスマスですが、外界気候との

 

関係、とりわけ可照時間や日射量の変化も見逃すことができません。

 

 

北半球に住む人たちにとって12月25日前後は、一年で最も昼が短くなる冬至の時期

 

だからですね。弱々しい日差しが、厳しい冬の到来を告げる季節です。

 

 

 

 

(写真)マンハイム市の給水塔広場で開催されるクリスマス市

 

 

可照時間が短くなるということは外気温どが低下するばかりでなく、豊かな恵みを

 

もたらしてくれる生物の母、太陽の衰退を連想させ、来年の収穫への不安などを

 

想起させるからでしょう。

 

 

 

(写真)クリスマス市では、綺麗な飾り付けがたくさん販売されていました

 

 

特に北欧などの高緯度地域に住んでいる人たちにとって、クリスマス前後の昼の短さは

 

憂鬱なものです。ぼんやりとしか明るくならない日差しと、極端に早い日没。

 

陽光が燦々と降り注ぐ夏への郷愁が、クリスマス行事の背景にあることは容易に想像できます。

 

 

 

(写真)ドイツ・マンハイム市郊外の朝10時(12月上旬)

 

 

 

もちろん夏場の日射は住環境の悪化にもつながるのですが、冬場の日射があまりにも

 

脆弱な地方では、日射によるパッシブ環境の調整は想像することもできないでしょう。

 

 

 

 

 

 

北欧やドイツの省エネルギー手法が断熱の強化と高効率機器の導入という手法に偏るのも、

 

冬場の日射環境の特徴に起因していると言っても過言ではないでしょう。

 

 

 

(写真)日射遮蔽用のスクリーンが設けられた集合住宅(マンハイム市)

 

 

 

それでは、冬の日本の日射環境はどうなのでしょうか?

 

日本の地図を同緯度のヨーロッパ地図と重ね合わせてみました。東京はスペインの

 

マドリードよりも南に位置していますし、札幌はフィレンツェと同緯度なのです!

 

 

 

 

 

 

 

冬場の雲量など気象条件にもよりますが、日射受熱量は地域の緯度と密接な関係があります。

 

日本ではこの豊かな冬場の日射をパッシブ環境の形成に利用しない手はありません。

 

 

 

 

 

 

 

北海道職能大職能大の皆さんとは、今年も日射利用の技術開発に取り組んでいます。

 

ラボでの性能評価試験に続いて、実証実験棟での評価を実施していく予定です。

 

 

 

 

 

 

北欧や、ドイツ、スイスなどと比較して、日射熱を冬の環境調整に利用しやすい日本の

 

地理的な特徴を活かすことができる技術開発を、継続して実施しているところです。

 

 

 

 

 

 

太陽が復活し始める12月の下旬。

 

この時期の弱々しくも、魅力に溢れた太陽の恵みに、改めて感謝したいものです。

 

 

 

 

 

 

 

■室内気候研究所

公式HP : http://iwall.jp/

Twitter:  https://twitter.com/i_wall_

                        

 

 

 

 

 


コメント
コメントする








   

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< December 2019 >>

e-プラスター

blog_image blog_image blog_image

selected entries

categories

archives

links

profile

書いた記事数:332 最後に更新した日:2019/12/05

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM