北広島は紅葉も終盤です。

 

猛暑日と晩秋の気候が同居していた、先週の関東地方。

北広島市ではもう紅葉が終盤を迎えています。

 

 

研究所の周辺でも各家庭の植栽が様々に彩られています。

市街地で初雪の便りが聞かれるのも、もう間近かもしれません。

 

 

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北京経由で乗り継ぎ、チャンギ国際空港へ。

 

 

千歳発午後の便で夕刻には北京に到着しましたが、シンガポール便は深夜0時発ですのでラウンジで休憩です。

 

 

食事コーナーやアルコールを含めたドリンクバーなどがあり、洋食も提供されていますがやはり中華料理が充実しています。

お味もそこそこにはいただけるレベル。それにしても中国の皆さん、お皿にどっさり盛っていっぱい召し上がっています。

 

 

飲茶コーナーもあって、できたてがいつも提供されていますね。

 

 

中国ではフランス産よりもオーストラリア産ワインの方が人気が高いとか。

国産ワインの評価も上がってきているようですが、実はラベルだけ張り替えてあったりして。

国産の三つ星マーク。カベルネ・ソービニョンでしょうか、結構しっかりしたよいお味です。

 

 

機内食が今ひとつだったので、ちょっとだけ料理も味わってみることに。

ごく普通に美味しいというか、日本人好みの味付けかもしれませんね。

 

 

ラウンジには仮眠室も用意されていて、長い待ち合わせにはとっても便利です。

でも個室には鍵がかけられないので、色々と心配で熟睡はできませんが。

 

 

出発時刻の30分前にボーディング。A330-300のビジネスクラスはフルフラットですね。

ワイドボディー機材の座席は2-2-2の配列で5列、合計30席。

シートピッチもたっぷりしていて、とっても快適です。オットマンに座って話し込む人も。

 

 

アメニティはロクシタンですが、これも中国製なのでしょうかね。

アイマスク以外は家族へのお土産になります。

 

 

ウエルカムドリンクは、またまたスパークリングワインを選択。明らかに飲み過ぎです。

こちらは結構冷えていて、さっぱりとした飲み口も私好みです。

 

 

食事を出すタイミングを聞かて、着陸前をオーダー。

ラウンジでしっかり食べてきたので夜食はいりませんよね。

北京発の便ですので、ここは中華料理をお願いすることにしました。

 

 

これが朝食。ウゥーん。日本でいただく中華料理に慣らされているからでしょうか?

それとも素材のせいか?なかなか食が進みませんね。

 

 

 

さて、早朝にシンガポール・チャンギ国際空港に到着。

さすがはアジアを代表するハブ空港。

案内表示も清潔さも、ワンランク上の国際空港です。

 

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Lesson26 エネルギーについて考えてみよう。 その3

 

 

「環境ビジネス」を支える地球温暖化の「CO2主犯説」。

 

1997年12月に京都市の国立京都国際会館で開かれた第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議:COP3)でいわゆる京都議定書採択されてから、CO2の排出量削減を目標とした環境ビジネスが勃興し、隆盛を極めるようになってきました。

 

 

地球温暖化に起因した気候変動のCO2濃度主犯説は、科学的な異論が絶えないにもかかわらず、経済合理主義と強く結びつき環境ビジネスの理論的基盤となっています。これが次世代の人々の足かせにもなりかねないとの批判も根強くあるのは、世論の妥当なバランス感覚であろうとか思います。

 

地球環境を守り、平和な世界を実現しようとする理念に異を唱える人はいないと思います。一方で、単なる学説を真理であるかのように喧伝し、利用しようとする環境ビジネスの行き過ぎた進展は、地球の持続可能性を却って損なう可能性があります。現状のようにCO2排出削減という一つの目標が、全ての経済活動の判断基準として取り扱われることを大変危惧しているところです。

 

■本ブログは抄録版です。

記事原稿の全文と詳細は、公式HPをご覧ください。

 

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SUDOはぐみモデルを見学してきました。

 

Designer, EngineerそしてConstructorの能力を持っている地域工務店。

SUDOホームさんの魅力に溢れたモデルハウスを見学させていただきました。

南面のデッキは半屋外空間としてデザインされ、グリーンカーテンが上手に機能しています。

 

 

隣地との境界が迫り、2台分のカーポートを持つ36坪総二階住宅のファサード計画。

日射遮蔽とプライバシーの確保を兼ねた新しいパッシブな生活の提案がそこにありました。

 

 

ピアノ線に絡みついたアイビーが、住宅と一緒にどんどん成長していきます。

 

 

1Fキッチン周りの什器は3cmの杉板で構成された造作収納。

大工さんと建具屋さんの共同作業で出来上がるキッチン収納は、高機能でリーズナブルな価格。

工務店さんならではのアイデアと優しさに溢れています。

 

 

コンセント周りのディテールにもこだわりが。

 

 

ランバーコアで構成された浮遊する洗面台。

ありふれた材料を上手に構成することで、斬新なデザインが生まれています。

現場主義で全てを創り上げていく努力が、その価値をさらに高めています。

 

 

3帖の吹き抜け空間に隣接して設置されたオープンな階段室。

 

 

上部の回廊と融合することで、開放的な吹き抜け空間を演出しています。

高性能で高付加価値、そしてリーズナブルな価格のパッシブハウスづくり。

今地域の工務店に求められている課題への、様々な取り組みに感動しました。

 

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北京経由でシンガポールへ向け出発。

 

蒸暑環境の研究と会議参加を兼ねてシンガポールに出張してきました。

今回は新千歳空港から北京経由でチャンギ国際空港まで移動。

フラッグキャリアの中国国際航空を利用しました。

中国の航空会社は本当に久しぶりですが、サービスは向上したでしょうか?楽しみです。

 

ちょっと奇抜な塗装のB737-800。見慣れぬ色合いに本当に大丈夫か感が?

スターアライアンスのメンバーですから、ANAの係員がお手伝いですね。

 

アサインされたビジネスクラスのシートは2-2が3列の12席。

北京までの所要時間は4時間15分ですから、このシートでも十分です。

北海道のお土産を両手にいっぱいぶら下げた中国人の団体客でエコノミーは満席です。

 

満面の笑みをたたえたアテンダントが供してくれたウエルカムドリンクはスパークリングワイン。

でもややぬるし。

冷たい飲み物は体に悪いと考える医食同源のお国柄ですので致し方ありませんが。でも。

お鍋を食べながら冷たいビールを飲む日本人って不思議な人種だね、と中国の友人に言われたことを思い出しました。

 

離陸後1時間くらいでランチが提供されます。日本発の便ですので和食をチョイス。

陶器の器に盛り付けてはあるのですが、お味の方は今ひとつでしょうか。

空港で食事を済ませてあったので、スモークサーモンをあてにしながら、ぬるめの青島ビールをいただきます。

 

北京国際空港が近づいてきました。名物のスモッグで街が霞んで見えます。

中国の大気汚染問題は本当に深刻で、住民の健康が心配です。

 

エアチャイナは沖留めの時、ビジネスクラス向けにVIPリムジンバスが用意されています。

 

北京国際空港は巨大なハブ空港ですが、サインは見やすくできていますのでトランジットも簡単です。

 

トランジットボードで出発ゲートを確認しようと思いましたが、00:05発のシンガポール便はまだ決まっていないようです。

 

右が入国用、左がトランジット用のゲートになっています。

この日は意外と空いていて、手荷物検査を受けトランジットゾーンまで簡単に移動することができました。

乗継便の出発までまだ7時間近くあるので、ラウンジで時間調整をすることにします。

エアチャイナでは7時間を超過するトランジットの場合、ホテルを提供するサービスもあるようです。

 

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木質バイオマス発電は日本の森林を救えるか?

 

2017年10月6日の読売新聞朝刊に『バイオマス発電 商社進出 〜「有望な市場」計画相次ぐ』という記事が掲載されました。どうして商社はバイオマス発電に進出しようとしているのでしょうか?その目的は? 化石燃料の輸入はこれまでの事業の大きな柱ですから、代替エネルギー事業に転換しようとする商社の真意に素朴な疑問を持ったのです。

 

「ゼロエミッション」という名の「環境ビジネス」。

 

木質バイオマスは燃焼させて熱エネルギーを利用しても、「適正な植林と森林保全が担保されれば」二酸化炭素ゼロエミッションであると言えます。植物の成長過程で空気中の二酸化炭素を固定してくれるので、大気中の二酸化炭素量は増加しないと考えられるからです。さらに、バイオマス発電と電気自動車を組み合わせると「ゼロエミッション・カー」が実現できると考える人もいるくらいです。もちろん前提条件が満足されればの話ですが。

政府は木質バイオマスを化石系燃料に代替させることによって、 地球温暖化ガスの一つである二酸化炭素の増加を抑制できると考えて、地球温暖化防止対策の有効な手段の一つとして推進してきました。福島での事故を受けて、政府は2030年度時点で再生可能エネルギーの割合を22〜24%程度まで引き上げるという目標を掲げています。(http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/policy/biomass_energy/)

 

バイオマス発電の燃料はほぼ全量が輸入されている。

 

バイオマス発電の燃料は木質チップですが、現状ほぼ全量を輸入に頼っています。読売によれば、商社各社は今後大幅に木質チップの輸入量を増加させる計画を発表しました。輸出国の森林が再生されていることを心から祈らざるを得ません。

 

一方で日本の山林は荒廃が進み、二酸化炭素の吸収力を急速に失いつつあります。急峻な地形や搬送用の林道が未整備であること、森林事業に従事する人材が不足していることなど諸課題はあるものの、バイオマス資源として間伐材などの価値を見いだすことができれば、復活への道筋も見えてくるのではないでしょうか。バイオマス発電の普及が日本の森林の再興の端緒となることを強く期待したいところです。

 

木質バイオマス発電が稼動すれば、年間1兆円が電気料金に上乗せされる可能性。

 

バイオマス発電によって発生させた電力は国の固定価格買取制度によって一般の電力より高く買い入れることを電力会社に義務付けています。さらに電力会社は賦課金として利用者からその差額を徴収しており、実質的には再生エネルギーの買取費用は国民負担となっているのです。見えない電気料金として不評を買っている制度です。買取価格引き下げ前の駆け込み申請分を含めた700万 [kW]の発電所が今後稼動すれば、年間約1兆円以上が電気料金に上乗せされるとの試算もあります。日本の森林復活にこの賦課金を使用して欲しいと考えるのは私一人だけではないと思います。縦割り行政を是正し国民の十分な理解を得ながら、林野庁など関係機関とも連携した政策の推進が引き続き望まれるところです。

 

「二酸化炭素主犯説」が「環境ビジネス」を支えている。

 

1997年12月京都市国立京都国際会館で開かれた第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議、COP3)でいわゆる京都議定書採択されてから、二酸化炭素の排出量削減を目標とした環境ビジネスが勃興し、隆盛を極めるようになってきました。

 

気候変動の二酸化炭素濃度主犯説には現在でも科学的な異論が絶えないにもかかわらず、経済合理主義と強く結びついてしまった環境問題は次世代の人々の足かせになりかねないと、一人の研究者として不安を抱き続けています。地球環境を守り、平和な世界を実現しようとする理念に異を唱える人はいないと思います。一方で、単なる学説を真理であるかのように喧伝し、利用しようとする環境ビジネスの行き過ぎた進展は、却って地球の持続可能性を損なう可能性があります。二酸化炭素削減という一つの目標が、全ての判断基準として取り扱われることを大変危惧しているところです。

 

室内気候研究所は、今後も環境問題について研究を継続していきす。

 

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北洲プレミアム・パッシブハウスが秋モードになりました。

 

台風一過の秋晴れの青空に恵まれた9月22日、北洲プレミアム・パッシブハウスの運転方法を秋モードに変更して、自然室温の変化を測定し始めました。暖房開始時期までフリー室温の測定を実施します。この夏お世話になった外付け電動ブラインドもしばらくはお役御免になります。

 

 

お勉強の様子を見ながら家事ができるアイランドキッチン。

 

最難関校に入学されたお子様の多くが、帰宅後に学校での今日の出来事を家族に話したり、家族の見守りの中で学習をしているそうです。夫婦共働きが多数派を占める現代ですから時間の調整が難しいのですが、子供部屋に引きこもってお勉強をするよりも学習効果が高いのでしょうか? ダイニングテーブルの窓の日差しを調整してくれていたブラインドは秋からフルオープンにしました。

 

 

ヨーロピアン調のデザインエアコン「UXシリーズ」

 

北欧の住宅に来たかのような気分にさせてくれるPPHの室内ですが、エアコンもしっくりとインテリアに溶け込んでいますね。7月の中旬から連続運転で環境調整をしてくれていたUXエアコン。今後実施される消費エネルギー量の分析が楽しみです。

 

 

運転中は吹き出し口が見えていますが、運転を停止すると曲面にデザインされた前面パネルが降りて来て、吹き出し口は見えなくなりスッキリした表情になります。

 

 

<運転中の様子>

 

<運転停止状態の全面パネル>

 

プレミアム・パッシブハウスももう秋。シミュレーションも本格的に始まり、測定結果との精度検証が楽しみになりました。

 

 

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蒸暑地域の環境について研究を開始しました。

 

室内気候研究所は積雪寒冷地の室内環境づくりの研究を開始してから、早いもので35年が経過しました。恩師や周囲の皆さん、家族にも支えられこれまで研究を継続できたことは、本当にありがたいことだと心から感謝しています。避けていた訳ではないのですが大の暑がりが災いして、これまで南方にはなかなか足が向きませんでした。節目の年を迎えた今年は心機一転。南の国から北国の生活を再考してみるために、沖縄やシンガポールなどの蒸暑地域を訪問して、環境を肌で感じるところから研究を開始しました。

 

木陰を見つけ、微風を楽しむのが夏の暮らしの楽しみ方。

 

夏至の那覇では太陽の南中高度が87°にもなりますから、頭上から南国の強い日差しが照りつけ、自分の影を見つけることすらできません。暑さというより痛さを感じるほどの強烈な日射ですが、木陰に入るとホッと一安心。微風が海から流れてくると本当に気持ちが良いものです。大屋根の深い庇で守られた縁側の涼しさは、南国の木陰を人工的に創出する工夫だと言えるかもしれません。

 

(写真1 首里城広間の縁側)

 

建築的な理由で庇がつけられない時には外皮の外側に通風を妨げない桟を設置して、日射が室内に直接入射したり壁が熱くなりすぎないよう工夫します。植栽を施すことで蒸散作用も手伝って涼しい風が通り抜けるようになります。グリーンカーテンや屋上緑化は、いずれも現代版の木陰創出に他ならないではないかと考えられます。

 

(写真2 沖縄県立芸術大学のファッサード)

 

国際建築主義は風土を超越することに成功したのか?

 

建築の基本的な考え方の中には、インターナショナリズム(国際主義)とリージョナリズム(地域主義)という二つの大きな流れがあります。地域や社会の違いを無視して広まったモダニズムの均一性へのアンチテーゼとして、その土地の風土に適したデザインを首尾一貫して実践しようとするのがリージョナリズムの約束です。完全な工業製品による建築建設が可能になった時代から、合理主義や機能主義は新次元の美を獲得することになりますが、巨大な設備と膨大なエネルギー消費なしに居住性を満足させることができなくなりました。現代では人類の持続可能性が危ぶまれるほどに発達した都市建築は、新たな指針を必要としているようにも見えます。

 

帝国主義的覇権争いが盛んだった植民地時代に建設されたシンガポールの新古典主義建築はリニューアルが計画的に実施され、現在もその威容を誇っています。でも暗くじめじめした室内は、さぞ暮らしにくかったのではないでしょうか?

 

(写真3 ビクトリア・シアター&コンサート・ホール)

 

木陰は日射遮蔽ガラスに、そよ風はエアコンに取って代わられた。

 

シンガポールの金融街・ラッフルズプレイスの東にある重厚な建物がThe Fullerton Singaporeです。1928年に郵便局として立てられたドリス式の柱をもつこの建造物は、2001年に大規模な改装工事を終え、最高級ホテルとして旅行者の憧れの的になっています。その背後にあるのが金融街のスカイスクレーパー。土地が何より高価なシンガポールではビルの超高層かは必須であり、高層化に向けた技術的、視覚的な挑戦が建築家たちを引きつけてきたことの象徴と言えるでしょう。

 

(写真4 フラートンホテルと金融街)

 

今回宿泊した高層ホテルのラウンジからはマリーナ地域とそれに隣接したオフィス街、対岸にはラッフルズプレイスを一望することができます。一日中を眺めていても、時々刻々と変化していく風景に飽きることはありません。でも快適さの中に少し違和感があることに気づきました。外は陽光が燦々と降り注ぎ夏の暑さがそこにあるのに、窓辺では全く日差しの暖かさを感じることがないのです。

 

ビル全体が遮熱ガラスで覆われていて、あたかもサングラスをかけたビルの中に自分がいるという違和感が消えていくことはありませんでした。厳しい冬を終え日差しが日に日に強くなっていく春の窓辺。ポカポカとした春の快適さを捨て去ってまでエネルギー消費量を抑制しようとする行為の是非を考えずにはいられませんでした。

 

北国の気候風土にあった建築デザインと建築材料の選択は、まだまだ最終的な解が見つかったとは言えないのかもしれません。室内気候研究所はこれからも北国の快適な暮らしのために研究を続けていきます。

 

(写真5 ホテルから見た金融街とベイエリア)

 

幸運にも水辺にある木陰の涼しさをホテルで体験してきました。最高でした。

 

 

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Lesson 25 エネルギーについて考えてみよう。 その2

 

エネルギー問題を議論するとき、資源の質と量、消費と枯渇問題、そして環境インパクトを総合的に評価することが大切になります。建築環境の創造現場でも省エネルギーが目的化しつつある現代において、政府や産業界が誘導しようとする結論がエネルギー問題の本質的な解決策となり得るのか考えてみましょう。

 

太陽からは使えきれないほどのエネルギーが到達しているが・・・。

 

太陽から降り注ぎ地上に到達するエネルギーは平均で 85,000 [TW]にも上ります。人類が使用するエネルギー量は 15 [TW]程度ですから、太陽エネルギーに比較すると微々たるものに過ぎません。絶え間なく降り注ぐ太陽エネルギー利用の将来像を考える前に、エネルギーに関する基本的な事項を押させておくことにしましょう。

 

 

1956年に米国の地質学者ハバートが米国石油学会で発表した「ピークオイル理論」を模式的に示したのが上図です。エネルギーの需要が高まると価格は上昇しますが、新たな埋蔵の発見がなく採掘技術にも進歩がないとすると、エネルギーの生産量に極限値としてのピークが出現する、というのがこの理論の趣旨です。実際にピークオイルは2005年に出現したと言われています。

 

また、エネルギー利用で最も深刻だと考えられるのが、ゴミ排出問題です。気候変動に関する政府間協議でも度々レポートが発出されているように、地球規模での気候変動や異常気象は地球温暖化物質の排出量の増加に起因しているという仮説が注目されています。とりわけ二酸化炭素濃度の上昇は化石燃料の消費によって引き起こされると言われているため温暖化の主犯格として槍玉に上がっているところです。もちろんこの仮説にも科学的な異論はあります。

 

エネルギー革命が起きるまでの対応を、今から考えよう。

 

太陽光発電に代わる日射利用の方法として人工光合成の研究が急速に進展しています。また、藻類バイオマスは安価で大量のエネルギーをゼロエミッションで利用できる可能性を秘めている技術で、資源小国日本でも次世代型エネルギー革命を担う主役候補として期待が集まっています。エネルギー技術は必ず革命的に進歩します。それまでの時間にしっかりとした科学的検証が必要です。

 

毎月届く電気料金の請求書には見えないほどの小さな字で「再エネ発電賦課金」という項目が記載されています。悪名高き消費税よりも高額ですが、ほとんどの人は気付かずに支払っているのではないでしょうか?私は発電事業者でもありませんし、再生エネ発電を誰かに依頼したこともありませんが。

 

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外気が35℃でも室内環境は安定させられる。

T-house(三笠市)の測定結果から、新しい情報をご紹介しましょう。

 

北海道ではフェーン現象などの影響で、5月から6月にかけて大変高温になる期間が見られます。

下図は2016年5月に測定した外気温と室内環境の測定データです。

全国のアメダス地点でも高温ランク上位に北海道の都市が名を連ねた暑い期間です。

 

 

高温の一週間でも5月19日からは真夏日、翌日からは猛暑日になりました。

高断熱、日射遮蔽、冷涼な夜間外気導入と高蓄熱を組み合わせたT-houseの室内環境は非常に安定していることがわかります。

猛暑日のニュースが流れていても屋外に出るまで気づかないほど快適に過ごせました。

 

蓄熱をすると夏の暑さが心配という方もいらっしゃいますが、建築的な配慮で蒸暑期間でも快適環境を創るができるのです。

 

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